2014年9月18日木曜日

北星学園大学への応援メールのお願い(転載記事・転載可)

元朝日新聞記者・植村隆さんが現在、勤務している北星学園大学(札幌市)に対し、抗議のメールや電話が相次いでいるようです。ご存じの通り、1991年に植村さんが書いた朝鮮人「従軍慰安婦」の記事について、8月5日付の朝日新聞は特集紙面で、植村さんの記事には「事実のねじ曲げない」と報道しました。
しかし、右派メディアが「捏造」などと誹謗中傷したことに便乗して、いまなお大学への攻撃は続いています。

これに関して、北星学園大学の教授から大学を応援・激励するメールを全国から送ってもらいたい、という要請がありました。応援・激励メールは、大学HPの以下のアドレスに書き込んでもらいたいとのことです。
https://www.hokusei.ac.jp/tagblocks_form/input.php?form_no=0000000003 


**以下、北星学園大関係者の方から**
北星学園は1995年に「戦争で、アジアの人々に与えた多くの被害・苦しみを痛感し、その責めにこたえていくことが、ともに同時代に生きるものの責任と考えます」とする平和宣言を発表し、平和をつくる学園として歩んで来ました。いま、その平和宣言の精神が問われる事態になっています。

植村さんの人権と正当性を守り、大学の自治・自主性、学問・教育の自由・自主性を守るため、広くは日本を覆う右傾化に伴う「おかしな空気」「得体の知れない恐怖」を伴った圧力に抗して民主主義を守るため、がんばりたいと思います。

ネット右翼、極端なナショナリストからのメール攻撃は今も続いています。「大学がんばれ」といったメールも来始めていますが、依然としてごく少数です。ぜひ本学に支援、励ましのメッセージを送っていただくようお願い出来ないでしょうか。

今までに来た抗議メッセージの100分の1ほどしか、応援のメッセージが来ていない状態です。依然として「植村を支援し、大学もがんばれ」といったメッセージは少なく、大学内での「植村支持派」は劣勢の状況にあります。今が正念場だと思います。よろしくお願いします。

北星学園の平和問題に対する姿勢
●大山理事長の挨拶 
各校の特色については、それぞれのホームページに記載されていますが、各校は建学の精神の他にも北星教育に携る者としての共通姿勢を確認しています。そのひとつが『北星学園平和宣言』です。
これは戦後50年を迎えた1995(平成7)年、「平和を作りだす人たちは幸いである」(マタイによる福音書5章9節)という聖書の言葉に基づいて新しい時代の平和を作る学園として歩むことを宣言した文書です。
国内はもとより、国際社会において相互理解と平和建設に貢献できる有為な人物を世に出すべく、学園全体で努めております。(全文は以下)https://www.hokusei.ac.jp/houjin/president.html 

●北星学園の平和宣言
キリスト教主義教育をその基礎に置く本学園は、隣人への愛と奉仕によりこの社会に平和を実現する行為を尊ぶとともに、人間の罪の問題も深く問わねばならない、ということをその教育の姿勢としています。
その姿勢を戦後50年という、節目の年に明確に表したいという強い祈りと願い、そして新しい時代の平和を創る学園としての出発をするために、1995年、北星学園は『平和宣言』を発表いたしました。また2004年2月に、「2004年2月声明」を発表いたしました。(全文は以下)https://www.hokusei.ac.jp/houjin/education.html