2013年2月28日木曜日

支える会・メルマガ80号


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◇□下関労働教育センターを支える会・メールマガジン□◇
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◇□      「海峡からの風」電脳版      □◇
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◇□    第80号2013年02月28日    □◇
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【はじめに】
 センターのホームページ、ぼちぼち充実して来ました。ぜひお立ち寄りください。
http://lec.pico-tech.net/index.php/top
 1月末から2月にかけて韓国イエズス会の神学生5名が研修のために来日し、最初と最後をセンターで過ごした。李神父、林神父と共に九州筑豊炭坑の後を訪ね、強制連行された朝鮮人労働者が見捨てられ、葬られた日向墓地にてミサを捧げた。韓国・日本両イエズス会の協働が若い世代にも繋がって行っている。
 安倍政権になって危惧していたことが、少しずつ表に出てきている気がします。
 高校授業料無償かから除外され、山口県でも補助金が打ち切られた朝鮮学校。こどもの人権と教育を政治利用をしているのは日本政府ですね。そんなことにへこたれてはいられない市民は、「朝日ハンマウムの会」を立ち上げ、センターで大盛り上がりで新年会を楽しみました。

【センター行事・講座】
□らん☆ぼうの東ティモール訪問報告
3月1(金) 19時過ぎからゆるゆると
らんぼうくんが、カンタ!ティモールスタッフやミュージシャンと共に東ティモールを訪問してきました。彼の主催するスタディーロードの参加者と共に下関に立ち寄ってくれます。
連絡:fjmtc727@yahoo.co.jp

■御言葉と祈りの集い 3月2(土)

□中国語講座 3月5,12,19,26(火) 10:30-
(5,12日は都合により休講です)

■nikiのボーカル講座 3月7,14,21,28(木)

□十日会 今月はお休み。さよなら原発集会へ参加しましょう

■暁の星センター聖書 3月18(月)

□センター運営委員会 3月20(水・祝)

■フラワーアレンジメント 3月27(水) 13:00-

□第74回木曜ホームシアター
3月28(木) 13:30-,19:00-
茶菓代 300円

●○会議・定例会利用その他○●
原発いらん!下関の会 3/9
むらさきつゆくさの会 3/16
なして?人工島の会 3/18

★☆★関連行事・行動★☆★
さよなら原発!3.10北九州集会
10:00~ 北九州市勝山公園 15:00~パレード
ゲスト:広瀬隆さん、山本太郎さん
http://bye-nukes.com/kitaq/

さよなら原発! 3・10福岡集会とサウンドデモ  
3月10日(日) 14:00 集会開始 15:00デモ出発
福岡市・冷泉公園(福岡市博多区上川端町)
連絡先: 原発とめよう! 九電本店前ひろば(080-6420-6211・青柳)
ホームページ http://bye-nukes.com/fukuoka

世界でたった一人の木削り師
滝本ヨウさんの木削りワークショップin下関
3月14日(木) 14:00~17:00
cafe&ber com ギャラリー
(下関大和町1丁目3-12) 下関駅西口を出て左へ数分。
参加費3000円(ワンドリンク付き) 
お問い合わせ&お申し込み:(武井)souemon☆t.vodafone.ne.jp(☆→@)

山田征さんのお話会~自然エネルギーのお話
*3月15日(金)午後2時~岩国教会:岩国市岩国1丁目17-29
*3月16日(土)午後2時~宇部緑橋教会:宇部市常盤町1-1-9
*3月17日(日)午後2時~深坂自然の森:研修所:下関市大字蒲生野字深坂
※それぞれ、要予約でお願いします。(Hiro 090-2862-1367まで)
費用はカンパ制で行います。食べ物などの差し入れ大歓迎です。

ちいさなニジェール展~ここにあるもの~
3月26日(火)~4月14日(日) 11:00-18:00 (30土及び毎月曜日休)
カフェギャルリとりのこ(美祢市大嶺町西分796-1 0837-54-0002)
※4/6(土)15:00- ニジェールのお話会~LAWANの語りとSAYANの音楽

自力整体1day
3月31(日) 11:00~13:00
cafe&ber com ギャラリー
詳細:http://yururi.soreccha.jp/

アースデイやまぐち
 4月 14日 (日) 10時から17時
山口市亀山公園:県立美術館となり
ライブ:スペシャルゲスト~あがた森魚、hou
http://earthday-yamaguchi.weebly.com/

アースデイ瀬戸内
4月20(土)10:00-17:00 21(日)10:00-15:00
光市虹ヶ浜海水浴場臨時駐車場特設会場
元ブルーハーツのドラマー、梶原徹也さん
http://earthday-setouchi.net/index.html

アースデイ中津
4月21日(日) 9:30~16:00
ダイハツ九州アリーナ(大定総合運動公園内)
参加費 無料(ペットボトルのキャップまたは1コイン(1円~)全額災害義援金とします)
持ち物 マイ食器(皿、はし、コップ)、マイバッグ、マイシート
http://ameblo.jp/earthdaynakatsu/

アースデイ関門
4月27(土)10:00- 28(日)10:00-16:00
下関市深坂自然の森
http://earthday-kanmon.org/

【編集後記】
 「はじめに」の続き。
 あべちゃんもはしげーも憲法改正に対して96条、改憲のためのハードルを下げようと試みています。最終的には、憲法九条の骨抜き、戦争と武力:「永久にこれを放棄する」、そこをあべちゃんたちは変えることを求めています。彼らにとって、日本と言う国の「永久」とは70年程度を意味するらしい・・・。そんな国家が信頼されるはずもないのに・・・。
 慰安婦等に関しての河野談話の見直しをしたい安倍政権は、東ティモールの「慰安婦」問題の早期解決を求める要請に対し、「かつて日本政府が全力をあげて資料を調査した際、東ティモールに慰安所があったというような言及は見つけたが、それが被害であったことを示す証拠は見つからなかった」という返答をしてきた。まさに安倍さんたちが良く使うロジック、自分の所に証拠が無いが故に慰安婦問題も「無かった」という、論理的に崩壊した論を堂々と語らざるをえない官僚も哀れである。
 来月は下関市長選挙と市議の補選が行われます。今のところお腹は大丈夫そうな安倍総理、体毛がすっかりなくなったシゲタロウ知事の下では、厳しいとは思いますが、少しでも市民の思いが伝わる市政となって欲しいものですね。

2013年2月22日金曜日

[報告]「東ティモール日本軍占領期における『慰安婦』問題の早期解決を求める要請書」提出


2013年2月22日

東ティモール全国協議会
日本軍の東ティモール侵攻記念日(2月20日)にちなみ
岸田外相宛要請書(「慰安婦」問題の早期解決を望む)を提出

 東ティモール全国協議会は本日午後、参議院議員会館内にて、岸田文雄外務大臣にあてた「東ティモール日本軍占領期における『慰安婦』問題の早期解決を求める要請書」を、外務省南部アジア部南東アジア二課長に手渡しました。この要請書は、国内団体賛同44件、国内個人賛同367件、海外団体賛同14件、海外個人賛同25件の合計450団体・個人の賛同を添えて提出されました。昨年より少し増えました。
 賛同をお寄せ下さった団体・個人の方々には、心よりお礼申し上げます。
 さて、これまで毎年行ってきた「慰安婦」問題早期解決要請ですが、今年は以下の点が新しいポイントとしてありました。
 昨年の国連理事会で日本の人権状況に関する普遍的定期審査(UPR)が行われた際、7カ国政府が大戦中の「慰安婦」問題などの被害について言及し、東ティモール政府も日本政府に対し「残虐行為の被害者との直接的な、真の対話」に向けた努力をするよう呼びかけたという点です。(要請文本文にこのように書いています。)
 これまで、日本政府の態度は、東ティモール政府からこの問題をあげてこない限り、日本から対応することは考えていない、東ティモール政府には対インドネシアのことがあるからこの問題が言えないという事情がありそれを日本側も斟酌している、というものでした。
 (対インドネシアの考量というのは、東ティモール政府が日本政府に戦後賠償・被害者への補償を求めたりすると、国民からインドネシアに対しても先の紛争中の被害についてそれを求めよという世論が上がり、対インドネシア関係を悪くしてしまって政府は困るので、日本に対してもそれはいえないという事情のことです。)
 しかし、今回は東ティモール政府が人権理事会で上記のように述べたこともあり、東ティモール政府からそれなりの日本政府のアクションに対する期待があったと考えていいと思います。果たしてこの点に関して日本の外務省の見解は、要約すると以下のようなものでした。

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 東ティモール政府の発言は、一般的なことに触れたものであり、とくに東ティモールのことを述べているわけではない。被害への言及に一般的に触れたということが東ティモールのことを含むかどうかについては、解釈はしない。東ティモール政府は本気でこの問題を提起する気があるとは思えない。もしそうなら二国間でこの問題をあげてくるはずである。日本側が理解している限り、東ティモール政府はこの問題を提起する方針ではない。
 東ティモールにおける「慰安所」の実態については、かつて日本政府が全力をあげて資料を調査した際、東ティモールに慰安所があったというような言及は見つけたが、それが被害であったことを示す証拠は見つからなかった、と認識している。
 日本と東ティモール両国政府は「未来志向」で合意している。
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 外務省の見解の最初の段落については、「東ティモール政府は真剣にこれを提起しようとしていないという日本の見解を東ティモール政府に届けることになりますが」と言いましたが、返答はありませんでした。あくまで二国間で提起しない限り「本気」とはみなさないようです。
 東ティモール政府の発言が「一般的に言及したものだ」という見方については、同席したwamの渡辺さんから、東ティモール政府のこの発言部分には前後があって、そこでは東ティモールで過去の人権侵害の被害者(インドネシア時代)に政府が対応していることがふれられており、東ティモールという特定の国の事情を含ませたものと解釈すべきだとの指摘がありました。外務省の方からは、この文章についてはそこまで知識がないので今は判断できないという答えでした。
 2番目の段落については、この言い方は、安倍政権になって「強制の証拠はない」というロジックが復活していることを反映していると考えられます。今までの要請書提出の面会で、この点を言われたことはほとんどありません。実際、東ティモールでの強制の事実を示す記述が日本側公式資料になかったとしても不思議はないわけですが、それは資料の限定性(証言などは採用しない)や1990年代初頭の調査の状況(東ティモール現地調査はできない)を考えると、「全力でやった」と言われても、だから証拠はないと胸を張って言えるようなことではないことは、外務省も理解していたからでしょう。しかし、今回、この種のロジックをあえて出してきているということは、「強制の証拠はない」という主張を前面に出してくる政権のムードが背景にあるように思います。
 それに対して、こちらはwamの『東ティモール・戦争を生き抜いた女たち』(改訂版)を提示しました。この資料は見ているということでした。

 以上、今年の外務省側の態度は例年にもまして硬い感じがありました。やはり安部政権になって、外務省も緊張しているのかなと思いました。なかなか成果が得られない要請書の提出ではありますが、これからもまた続けていきたいと思います。また、今回の結果は東ティモールにも届けます。
 ご支援、ありがとうございました。

松野明久
東ティモール全国協議会

2013年2月11日月曜日

【賛同のお願い】東ティモール日本軍占領期における「慰安婦」問題の早期解決を求める要請書


下関労働教育センターに事務局を置く下関・東チモールの会です。
当会も所属する東ティモール全国協議会の呼びかけで、東ティモールにおける日本軍による「慰安婦」被害のおばあちゃんたちの「尊厳の回復」を求める内容の要請に是非ご賛同くださいませ。個人でも団体でも、両方でも結構です。そして広く呼びかけてくださいませ。よろしくお願いします。

---------以下本文-------------

【賛同のお願い/転送歓迎】
(重複して受け取られた方、ご容赦下さい)

東ティモール日本軍占領期における「慰安婦」問題の早期解決を求める要請書
~2月20日・日本軍の東ティモール侵攻の日に~

趣旨:
  2月20日は、1942年に日本軍が東ティモール(ポルトガル領ティモール)を侵攻した日です。3年半続いた日本占領時代、住民は戦争への協力を 強いられ、食糧不足のために大変な飢えを経験しました。また、敵(オーストラリア)に通じたなどとして処刑された人も少なくありません。しかし、日本は東ティモールに対してまったく賠償・補償を行っていません。
 私たちは2000年から軍性奴隷制(いわゆる「慰安婦」問題)に関する調査を東ティモール の仲間とともに行い、サバイバーの方々を支援する活動を続けながら、問題の早期解決を訴えてきました。今年で13年になりますが、東ティモール政 府と日本 政府はお互いに「未来志向」という表現で、過去の問題にふれようとしません。そのはざまで、サバイバーの方々が求める尊厳の回復はなされないままになって います。しかし、wamの渡辺美奈さんのジュネーブ報告によると、東ティモール政府は昨年の国連人権理事会のUPRで、独立以来初めて、日本の戦争責任に触れ、被害者との直接対話を求める発言を行いました(※要請文参照)。東ティモール政府によるこの呼びかけに日本政府は応えるべきです。
 これまで名乗り出た19名のサバイバーの内、9名がすでに亡くなっています。今年は安倍政権の誕生で、政府の態度も一段と後ろ向きになる可能性が高くなりました。今一度、この問題を強く訴えていく必要を感じています。
 以下の要請書をお読みになり、下記の要領で、個人または団体として、ご賛同下さい。要請書は外務省に賛同者一覧とともに届ける予定です。

             記

賛同送付先:akimatsuno@mac.com(東ティ モール全国協議会:担当 松野明久)
必要事項:お名前(ふりがな)と肩書き。お名前だけでも結構です。
     団体の場合は、団体名のみで結構です。(ただし、集約事務に必要なので連絡先もお願いします。)
賛同締め切り:2013年2月21日(夜10時)

-------------- 要請書本文 ---------------------

岸田文雄外務大臣殿

東ティモール日本軍占領期における
「慰安婦」問題の早期解決を求める要請書

  昨年末をもって、国連の東ティモールミッションは終了し、東ティモール民主共和国は名実ともに自立した国としての歩みを始めました。この間、 国際社会の一員として、日本は東ティモールの国家建設を支援してきました。昨年3月には初の円借款を供与するなど、両国の関係は新たな段階に入っていま す。
  しかしながら、日本には東ティモールに対して未だ果たせていない大きな責任があります。それは、大戦中にポルトガル領ティモールを占領した日本軍が犯した重大な人権侵害の真相究明、責任追及および被害者救済です。とりわけ軍性奴隷制の被害者たちは、この間の公的措置の不在と月日の流れを無念の思いで耐えてきました。日本政府から謝罪の一言も聞けぬまま、名乗り出た19名の内すでに9名がこの世を去りました。
 昨年は2人の被害者が亡くなりました。その一人、マリアナ・デ・アラウジョ・ダ・コスタ・マルケスさん(アイナロ県)は、「慰安婦」徴集を逃れて身を隠したものの見つかり、サメの 慰安所に入れられたと語っていました。マルセリーナ・ダ・コスタさん(マヌファヒ県)は、銃で脅され「ミチ」という日本の軍人に引き渡されたと語っていました。
  昨年、独立10周年を迎えた東ティモールでは、セミナー「独立10年~女性の権利をふり返る」や全国青年評議会総会、またポルトガル植民地支配に立ち上がったドン・ボアベントゥーラの蜂起100周年記念行事などで「慰安婦」問題のパネル展示が行われました。また、現地人権団体が制作した「慰安婦」問題のラジオ番組(5回シリーズ)がRTTL(国営ラジオ・テレビ局)から2度放送されました。こうした現地団体の努力によって、問題は徐々に知られるようになってきました。
 さらに昨年は、国連人権理事会で日本の人権状況に関する普遍的定期審査(UPR)が行われた際、7カ国政府が大戦中の「慰安婦」問題などの被害について言及し、東ティモール政府も日本政府に対し「残虐行為の被害者との直接的な、真の対話」に向けた努力をするよう呼びかけまし た。
 日本政府はこうした被害国からの声に応えなければなりません。しかし、昨年末誕生した安倍政権は、「慰安婦」制度における軍の関与や強制性を認めた河野談話(1993年)を見直す動きを見せるなど、国際社会の期待に逆行しているようです。
  本日、2013年2月20日、日本軍のティモール島侵攻から71年目の日を迎えました。日本政府は、戦後、ポルトガル領ティモールに関する戦争責任に関して何の措置も講じてきませんでした。今なお、日本の戦後賠償スキームにおいて東ティモールは未解決事案として残されたままです。東ティモール との外交関係樹立後、日本政府が、「未来志向」ということばの下、こうした不作為を正当化していることは道義に反することです。
 2000年以降、私たちは東ティモールの女性団体、人権団体、法曹関係者とともに被害者及び目撃者から聞き取りを行い、各国公文書にあたり、調査結果をまとめ、両国で多 くの人たちに 実情を知らせるとともに、被害者の願いを両国政府に伝えてきました。被害者が示した勇気は、東ティモールという新しい国に法の支配と民主主義と男女平等を築いて行く灯であります。これらの価値は日本が国際的に推進しているものであり、他ならぬ日本政府が自らそれを行動で示すことがなければ、相手国及び広く国際社会の信頼を得ることはできないでしょう。
 日本と東ティモールの間に真の友好関係を築くため、私たちは以下を要請します。

1. 本年中に、本件に関する協議を日本政府から東ティモール政府に申し出る。
2. 本年中に、日本政府は、事実認定、被害者への謝罪、被害者救済の方策に関し、被害者及び被害者支援団体と協議を行う。

 2013年2月20日

 東ティモール全国協議会
 賛同団体・賛同人一同

2013年2月3日日曜日

所長のつぶやき(海峡からの風20号)


 下関労働教育センターを支える会会報「海峡からの風」20号が発行されました。
 このHPの「ドキュメント・書籍」の「支える会ニュースレター」の中に近日中に掲載しますが、林神父の「つぶやき」の文章を先んじてブログに掲載します。



きっとその時は来る

 ここのところ数回、福岡県田川郡添田の日向墓地と呼ばれる場所に行きました。最近は韓国イエズス会神学生五人と李相源神父と共に墓参して、韓国語でのミサをしました。その地の土は、木々は、70年以上前、朝鮮半島からの強制連行炭鉱労働者が、棄民として秘かに葬られた時、日本の侵略政策が奪っていたけど、仲間同士で交わされた、民族の言葉ハングル語を聞いたでしょう。
 時は石炭エネルギーが文明も侵略も支えてきました。やがて石油が開発と生活向上の美名,そして核エネルギーが平和利用の偽名のもと人類のエネルギー源とされる時代に突入しました。しかしそれは棄民的労働者と多くの棄民的貧困層を、島国的情報の中にいるとよく見えない、グローバリズム格差という世界的状況を現出させました。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマの苦悩を体験する日本でありながら、現権力構造は、原発再稼働、新設、推進、さらに海外輸出まで国策的に押し進めるという、人類史に於いてしてはならない方向に舵を切って行くのです。マスメディアの豹変、操作性はもとより、誰が何を追求しての動きなのでしょう。その様な今、軸足をぶれないで棄民的立場、人生に追い込まれて行く人々の叫びに合わせて未来を展望して拓いて行く、ささやかでも希望を持ち膨らませる、センターと言う場であり、交りであり活動でありたいと願い生きています。強靭で優しい、温かくて深い、諦めない連帯を築き、正義・平和・愛の状況を創り少しでも創り上げて行きたいです。イエズス会韓国管区と日本管区が現代社会との向き合いに於いて協働しくいく事を決め、下関のセンターを、両者の軸足を置く場とした事を喜び受け止めて、責務を果たしたいです。いつも支えを有難う御座います、共によろしく。
林尚志

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