2014年7月31日木曜日

支える会メルマガ第98号


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◇□下関労働教育センターを支える会・メールマガジン□◇
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◇□      「海峡からの風」電脳版      □◇
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◇□    第98号2014年07月31日    □◇
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【はじめに】
 7月3日から8日にかけて、下関労働教育センターを中心に開催された第三回日韓脱核平和協働セミナーが開かれ、韓国から20名の参加者を受け入れた。2日間に渡ってセンターで開かれた学習、分かち合いには50名以上の参加者があった。そのプレゼンの様子を、イエズス会社会司牧センターのHPで映像を公開してくださっています。ぜひご覧下さい。
 下旬には福島から数組の家族が保養のため、センターに滞在した。センターに子どもたちの笑い声が響く。嬉しいことです。
 今日からは、上智大学の学生たちの若いエネルギーがセンターを熱くします。

【センター行事・講座】
□暁の星センター聖書 8月4(月) 16:00-

■中国語講座 8月5,19,26(火) 10:30-

□nikiのボーカル講座 8月6,20(水)7,21,28(木)

■十日会 8月10(日)

□海峡花火・センターオープンハウス 8月13(水)
 夕刻より、バザー等開始

■夏期休館 8月14-17

□モラ 8月20(水) 13:00-

■第91回木曜ホームシアター 8月21(木)  13:30-,19:00-
参加費300円

□むらさきつゆくさの会 8月23(土) 変更の可能性あり

■アレンジメント 8月27(水) 13:00-

●○会議・定例会利用その他○●
STP宿泊 -8月9日
「海」印刷 8月3日
支える会世話人会 8月3日
アイKENネット 8月19日
抱樸館評議委員会 8月25日

★☆★関連行事・行動★☆★
「差別のない再雇用めざす会」の会社要請行動
「あなた、もう雇わない」でお話しくださった蝶野さんの会社前朝立ち・ビラ配布。
下関の集会で協力頂いた檄布も!
8月1日、19日、27日 8:00-
岡野バルブ前(門司駅そば)

世界のおともだち、こんにちは!
~心おどる体験、つながる笑顔~
世界スカウトジャンボリープレイベント
8月1日(金) 13:30-16:00
海峡メッセ 9F 海峡ホール
入場&体験無料
・世界の飲み物試飲
・世界の民族衣装
・遊びのコーナー
主催:下関市、下関市教育委員会
協力:しものせき国際交流ネット、長府地区ふるさと協育ネット「ほっちゃや」
問合せ:下関市生涯学習課 083-231-7968

第29回下関平和ウォーク
8月2日(土) 15:30集合 16:00出発
集合:下関市民会館
下関市役所(非核平和宣言塔前)にて平和宣言式典(16:45頃)
主催:10フィート映画を上映する下関市民の会
連絡先:下関労働教育センター083-223-4585平日9:00-16:00

映画「ハイ・パワー:大いなる力」上映会
現存最古の沸騰水型原子炉を運転するインド・タラプール原発を描く
8月4日 祝島
8月5日 周南市弥五郎ドーナッツ 18:00- 080-1921-5174
8月8日 美祢市まなまな 18:00- 08396-5-0896
http://badseaweed.wordpress.com/2014_highpower_japan/

カトリック広島司教区 2014 平和行事
8月5日(火) 6日(水) 9日(土)
世界平和記念聖堂 他
テーマ:「『過ちは繰返しませぬから』~被爆後 70 年に向かって~」
【8 月 5 日(火)】
○13:00~14:30 基調講演 松浦悟郎司教(大阪司教区)  世界平和記念聖堂
○15:00~16:30 分科会
 1被爆証言 深堀升治神父 (松江教会主任)  世界平和記念聖堂
 2被爆証言 朴 南珠さん (観音町教会)  小聖堂
 3「爆心地 ヒロシマの記録」上映とお話 田邊 雅章さん(子どもプログラム) マリアホール
 4憲法について 石口俊一さん (広島弁護士九条の会・弁護士) 多目的ホール
 5福島の現状 シスター畠中千秋(CTVC カリタス原町ベース、聖心会) 研修室
○18:00~18:40 平和の祈り 地下聖堂
 平和行進に参加されない方、ミサ前に静かに祈りたい方のためのプログラムです。 
【日本聖公会との合同プログラム】
○17:30~ 祈りの集い 原爆供養塔前(平和公園内)
○18:00~ 平和行進 (原爆供養塔前~本通り~世界平和記念聖堂)
○19:00~20:15 平和祈願ミサ 世界平和記念聖堂
【8 月 6 日(水)】
○ 6:15~ 7:15 宗教者平和の祈り 原爆供養塔前
○8:00~9:00 原爆・すべての戦争犠牲者追悼ミサ  世界平和記念聖堂
○ 9:30~10:30 世界平和記念聖堂献堂 60 周年記念講演 世界平和記念聖堂前
 講演:青葉憲明さん (重要文化財世界平和記念聖堂保存活用委員会) 
○10:30~12:30 世界平和記念聖堂案内
○9:30~12:30 ピースウォーク マリアホール前集合
 世界平和記念聖堂⇒広島城周辺⇒平和公園(平和公園で解散 約3キロ)
○14:00~15:30 キリスト者平和の祈り 世界平和記念聖堂
○18:00~ 原爆犠牲者のためのスピリチュアルコンサート 世界平和記念聖堂
【8 月 9 日(土)】
○11:00~ 長崎原爆犠牲者追悼ミサ 地下聖堂

中村哲医師講演会~アフガニスタンに生命の水を~
講師: 中村哲医師(ペシャワール会)
宇部市文化会館(文化ホール)
8月9日 17時30分開場 18時開演(20時終演予定)
主催:山口大学国際医療研究会
※申し込み多数で、早々に満席になりました。一人でも多くの方に、中村哲医師の思いに触れる機会をご用意できればと思い、講演会当日のDVD上映会を行うことになりました。
中村哲医師講演会DVD上映会
8月30日(土)
16:00~18:00(15:30開場)
山口大学医学部小串キャンパス 第三講義室
8月9日当日に行われた講演会DVDの上映会
参加費:無料
定員:申し込み先や定員等はありませんが、座席数には限りがありますので、予めご了承下さい。

北九州平和の集い(カトリック平和旬間)
いのちを大切にする社会をめざして~見て、聞いて、知って、働く~
8月10日(日)
メイン講師:中村彰神父(戸畑・若松教会主任司祭)
11:30-開場(バザー、カレー等)
13:00-集い開始(聖堂内)
13:15-グループ発表
14:15-交流タイム(休憩)
14:40-中村神父のお話し
15:25-平和祈願
16:00-終了
主催:平和の集い実行委員会(カトリック北九州信徒使徒職協議会)
問合せ:093-622-1289

国際シンポジウム
カンムリウミスズメと上関の生物多様性
--「奇跡の海」を未来の子どもたちへ--
8月16日(土) 13:00~16:00 
山口県立図書館レクチャールーム
入場料 500円
主催・問合せ:上関の自然を守る会 midori.t@crocus.ocn.ne.jp
尚、8月17日京都、18日東京でも開催されます。
http://kaminosekimamoru.seesaa.net/
【プログラム】
*コーディネーター
安渓遊地(山口会場)(山口県立大学国際文化学部)
加藤 真(京都会場)(京都大学大学院人間・環境学研究科)
野間直彦(東京会場) (滋賀県立大学環境科学部)
*パネリスト
Kim Nelson (オレゴン州立大学水産・野生生物学()
武石全慈(北九州市立自然史・歴史博物館)
Darrell Whitworth (カリフォルニア環境研究所()
渡辺伸一(福山大学生命工学部)
高島美登里(上関の自然を守る会)
*コメンテーター
佐藤正典(山口会場)(鹿児島大学大学院理工学研究科)
向井宏(京都会場)(北海道大学名誉教授)

「かみさまとのやくそく」上映&トークイベントin下関
池川 明先生、荻久保則男監督が来関します。
8月17日(日)
   午前の部 開場9時半  上映10時~12時
   午後の部 開場12時半 上映13時~15時
               休憩後トークイベント
下関市民会館中ホール
午前の部 1,000円(定員400名)
午後の部 2,000円(定員400名)
 ※託児所はありません。小さなお子さまも席が必要な場合はチケットの購入をお願いいたします。
主催:ぽっけ治療院/スローヨガサロンNamie
http://yakusokushimonoseki.jimdo.com/
http://facebook.com/yakusokushimonoseki/

●ストップ川内原発再稼働!8.31九州・鹿児島川内行動● 
集会場所: JR川内駅西口駅前広場
住 所:  薩摩川内市鳥追町156-1
地 図: http://tinyurl.com/jvgfou3
13:00~ 集会
      <集会の後に一斉にダイイン>
14:00~ デモ行進(市内メイン道路) 
14:30~ はがき行動戸別訪問(市民との対話)
17:30~ 原発の見える浜辺 寄田浜(よりたはま)
            http://tinyurl.com/qxrztqk
      台湾・韓国からの人たちと、川内原発現場に行き、
     途中ルートでいかに避難が不可能かを確認。闘いの歩み跡。
チラシ表 http://tinyurl.com/nvjs75p
チラシ裏 http://tinyurl.com/mffy52e

【編集後記】
 日本が「戦争できる国」に大きく舵を取ろうとしているこの時期、とりわけガザにおける無差別に近い砲撃等の「戦争」に心痛めています。宗教対立や民族紛争に名を借りたこの「戦争」。その背後にある「資源確保」「兵器産業」を是とする「経済」の根本を変えなければ、ガザやアフリカ、ウクライナ、世界各地で起こっている「戦争」は解決しないのでしょうが、それでもイエスが神殿で店を出す両替商や捧げもののハトを売る店を蹴散らしたように、目の前にある悲劇を黙って見ている訳にはいきません。
 7月27日正午、教皇フランシスコはサンピエトロ広場に集まった大勢の信者とともに、教皇公邸書斎の窓から「お告げの祈り」をささげました。「お告げの祈り」の後、教皇は中東とイラクとウクライナの平和のために祈り続けるよう皆に呼びかけ、特に子供たちのために次のように訴えました。 
「兄弟姉妹の皆さん、戦争を止めてください。もう戦争をしないでください。わたしは、とりわけ子供たちのことを考えます。彼らには、あたりまえの生活を得る希望も、未来への希望もありません。死んでしまった子供、傷ついた子供、体に障害を負った子供、孤児になった子供、戦争の残骸をおもちゃにして遊ぶ子供、笑えない子供。もう止めてください。心の底から皆さんにお願いします。もう戦争を終わらせる時です。どうか戦争を止めてください。」 

 センターHPに7月連休の際の広島での行動「原爆ドーム前でキャンドルを灯してガザを語る会」へのご案内を掲示したところ、数多くの方(7月31日9:30現在233名)が見て下さいました。下関でも何か・・・と思い、以下の取り組みを致します。
 私、大城は、東ティモールやケニア支援のためにイベント等でグッズ販売を続けていますが、8月10日北九州平和の集いに広島を中心にパレスチナ支援を続けておられるサラームさん(http://blog.goo.ne.jp/salam-idna)のグッズが販売されます。その一部を引き継いでしばらくパレスチナ支援グッズの販売を行いたいと思います。とりあえず、8月13日、センター・オープンハウスには出店予定ですので、この両日ぜひご協力お願いします。また、ここで販売してみない?というお誘いは大歓迎です。蹴散らされない様な出店だと信じていますので(笑)。
 ついでに、大城がパレスチナに関して情報を得たり、協力したりしているサイトを紹介します。ご参照・ご協力ください。
【情報】
パレスチナ情報センター
【支援金】
JVC▽ガザ緊急支援
【オンライン署名等】
AVAAZ▽イスラエル・パレスチナ:悪循環を終わらせるために
アムネスティ▽ 紛争を悪化させるイスラエルへの武器輸出を止めろ!
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/gaza_201407.html
【不買運動】
STOP!ソーダストリーム・キャンペーン

付け足しみたいになり、申し訳ないですが、重要なことなので・・・
川内原発再稼働に対するパブコメが募集中です。ぜひ、意見を提出して下さい。
【パブコメ募集案内】
以下は、規制委の次のサイトに掲げられている【パブコメ募集案内】です。
意見提出は、インタネット または 郵送・FAXで可能です。
2014年7月19日土曜日

原爆ドーム前でキャンドルを灯してガザを語る会へのご案内


サラームさんからの呼びかけです。

GAZA CANDLELIGHT VIGIL
原爆ドーム前でキャンドルを灯してガザを語る会へのご案内
(転送・転載歓迎します!)

場所:原爆ドーム前 (広島市中区)
日時:7月202122日 19時から約1時間
持ってくるもの(可能なら):キャンドル、プラカード、敷物他
主催:広島中東ネットワーク
お問い合わせ:湯浅yuasa@hiroshima-cu.ac.jp

 中東ガザではイスラエル軍の攻撃により、子どもたちを含む無防備の一般市民300名が殺害され、今このときも180万人が、死と隣あわせで生きています。この虐殺が続く中、私たちは悲しみ、怒り、恐怖、不安、無力感・・・押し寄せる感情をひとりで抱えることに限界を感じています。そこで原爆ドーム前に集まり、キャンドルの光のもと、お互いの思いや考えを分かち合おうということになりました。パレスチナ問題はよくわからない、という方も多いかと思います。広島中東ネットワークのメンバーとして活動してきた私たちの知っていることをお伝えし、一緒に考える、悲しむ、怒る、祈る、そうした場になればと思います。
 日本政府はイスラエル政府との「包括的パートナーシップ」実現のための交渉を重ねています。日本の自衛隊が、日本から輸出される武器がイスラエルに向かうことが現実的となっている今、このパレスチの人々の悲劇は人ごとではありません。3日間を予定しています。ご都合の良い日にお立ち寄りください。 広島中東ネットワーク
2014年7月17日木曜日

ガザ:祈りと行動と言葉



パレスチナ、ガザへの空爆や地上戦に心痛める日々です。
下関労働教育センターも関わりのあるサラーム(広島)の神垣さんからの呼びかけです。
「あまりにもガザ情勢が悪化していて、何かできなkだろうか、ということで、友人達とそれぞれの場所で同じ時間に祈るということを考えました。
まず、18日(金)夜8時に祈ろうということになりました。
よろしかったら、ご一緒によろしくお願いします。

サラームさんのパレスチナ支援グッズを北九州平和の集いの後、しばらくお預かりして、販売したいと思っています。
とりあえず、8月13日、海峡花火大会・センターオープンハウスの際に販売します。ぜひ、ご協力お願いします。

次に、正平協MLからの転載記事を二編。ご参照ください。

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7.21 NGO緊急集会とキャンドル・アクション

STOP! 空爆 ~ガザの命を守りたい~

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 7月8日から始まったイスラエルによるガザへの軍事攻撃によって、死傷者の数
は増え続けています。イスラエル軍は人口密集地への空爆などを繰り 返し、多
くの女性、子どもが犠牲となっています。一方、パレスチナ武装勢力も応戦し、
イスラエルに向けてロケット弾を無差別に発射しています。一般市民を意図的
に標的にする行為は戦争犯罪であり、絶対に許されることではありません。さら
に16日、イスラエル軍はガザ北部住民に避難勧告を出し、空爆を強化する姿勢
を見せています。

 7月21日に、開発支援、人権、フェアトレード、宗教交流など、さまざまな形
でパレスチナに関わる市民団体が結集し、市民を巻き込む無差別攻撃 を直ちに
停止するよう訴えます。また、パレスチナ、イスラエル双方で犠牲になったすべ
ての人びとへの哀悼の意を表し、キャンドル・アクションを実施します。

日 時:2014年7月21日(月・祝日) 18:30開始(18:00受付)~ 20:00終了
場 所:明治公園  仮設ステージ 
JR中央線「千駄ヶ谷」下車 徒歩5分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」(E25)下車 徒歩2分

※当日、公園内に誘導スタッフを配置します。
※少雨の場合も集会は決行します。

【内容】 若干の変更の可能性あり。
* ガザからの訴え/日本からガザへのメッセージ
* 多様な宗教界からの連帯と哀悼の祈り
* キャンドルを使った人文字でのメッセージ

【主催団体】 (順不同)
ヒューマンライツ・ナウ/アーユス仏教国際協力ネットワーク/アムネスティ・
インターナショナル日本/パレスチナ子どものキャンペーン/ピース ボート/
セーブ・ザ・オリーブ/パレスチナの子どもの里親運動/パレスチナの平和を考
える会/APLA/日本国際ボランティアセンター (JVC)/国境なき子どもたち
(KnK)/サラーム・パレスチナ/パレスチナ・オリーブ/オルター・トレード・
ジャパン
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教皇フランシスコの7月13日のお告げの祈りでのことば

「ここ数日、聖地では悲劇的な出来事が続いています。わたしは聖地の平和のために
強く祈り続けるよう心から皆さんにお願いします。6月8日にバルトロマイ一世、イス
ラエルのペレス大統領、パレスチナ自治政府のアッバス議長と共に平和のたまものを
祈り求めたことは、今でも鮮明に記憶しています。わたしはそこで、憎しみと暴力の
連鎖を断つよう求める声を聞きました。あの集いは無駄であったと考える人もいるか
もしれませんが、それは違います。なぜなら、祈りは、悪に屈することを受け入れた
り、対話と和解が暴力と憎しみにとって代わることに甘んじたりすることがないよう
に、わたしたちを助けてくれるものだからです。紛争当事者、そして地域や国際レベ
ルで政治的責任を担うすべての人にお願いします。祈ることをためらわないでくださ
い。そして、あらゆる争いを終わらせ、待ち望んでいた平和がすべての人の幸福のた
めに実現するよう尽力してください。わたしは、祈りのうちに結ばれるようすべての
人に呼びかけます。沈黙のうちに皆で祈りましょう。
 主よ、わたしたちをお助けください。平和を与えてください。平和を教えてくださ
い。平和へとお導きください。わたしたちの目と心を開いてください。そして「もう
二度と戦争をしない」と言う勇気をお与えください。戦争はすべてを破壊します。平
和を築くために具体的な活動ができるようにわたしたちの勇気を呼びさましてくださ
い。武器を平和の道具に、恐怖を信頼に、緊張をゆるしに変えるよう求める人々の叫
びに、わたしたちがすすんで耳を傾けることができますように」。

2014年平和旬間 日本カトリック司教協議会 会長談話

やっぱり無断転載です。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/cbcj/140703_2.htm

2014年平和旬間 日本カトリック司教協議会 会長談話

2014年平和旬間 日本カトリック司教協議会 会長談話
過去を振り返りながら将来にむけて平和を実現する者になりましょう
 2014年の平和旬間にあたり全国の信者の皆さんに挨拶をおくります。
 1981年広島を訪れたヨハネ・パウロ二世は言われました。
 「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。この広島の町、この平和記念堂ほど強烈に、この真理を世界に訴えている場所はほかにありません。」(「広島平和アピール」) この教皇の声は33年を経てなお強くわたしたちの心に響いています。戦争ほど悲惨で愚かな所業はありません。わたしたち人類はどんなことがあっても戦争の過ちを繰り返してはならないのです。「過去をふり返ることは将来に対する責任を担うことです。」 教皇が繰り返し言われたこの言葉を今また思い起こしましょう。
 今年は第一次世界大戦開始から100年にあたります。1945年8月15日に終結した第二次世界大戦とともに、これら前世紀の2つの世界大戦の悲劇は何故起こったか、その理由を考えてみましょう。多くの場合、戦争は正義を根拠にし、自国の防衛を理由にして行われます。対戦する国々がそれぞれ自衛のための正戦を主張しながら戦闘が繰り返され、その結果多数の尊い生命が犠牲にされるのです。
 わたしたちは、あらためてアジア・太平洋戦争に至ったときの流れを振り返りながら、日本国民として、またカトリック教会のメンバーとして、この戦争の引き起こした悲しい結果に対する責任を自覚しなければならないと思います。
 アジア・太平洋戦争の悲劇を経て制定された日本国憲法は、第9条で「国際紛争を解決する手段としての戦争の放棄と戦力の不保持」を誓いました。この平和憲法のおかげで、わたしたち日本国民は、このほぼ70年もの長きにわたり、戦争で誰も殺さず、誰も殺されないで過ごすことができたのです。この事実は実に人類の歴史上稀なことであり、世界に誇る実績なのです。戦争放棄を定めたこの憲法を保持し続けた日本国民が2014年ノーベル平和賞の候補になったことは実にうれしい明るいニュースです。
 しかし安倍内閣は、この7月1日に集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定によって、この憲法を踏みにじりました。平和的生存権のためには、集団的自衛権の行使(参戦)も必要というものですが、犠牲を伴わない戦争はありません。わたしたちの平和的生存権は戦争によって脅かされるのであって、戦争によって守られるはずがありません。また人々の犠牲の上に成り立つ平和的生存権などありえないのです。
 「平和を築くには、戦争をする以上に勇気を必要とします。出会いを受け入れ、対立を退けるには勇気が必要です。暴力でなく対話を、敵意ではなく和平を、挑発ではなく協定の尊重を、これらすべてには大きな勇気が必要です」。これは、先日ヴァチカンにおいて、イスラエルのシモン・ペレス大統領とパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス大統領を迎え、「平和を願い求める祈りの集い」を行ったときに教皇フランシスコが言われた言葉です。
 平和旬間にあたり教皇が言われるこの勇気をもって、過去を振り返り反省しながら、相互の信頼と尊重を基調とする対話を通して平和を実現する者となるよう努め、そのために祈りましょう。
2014年7月3日
日本カトリック司教協議会
会長 岡田武夫
この機会に以下の文書も合わせてお読みくださるようお勧めします。
  1. 教皇ヨハネ・パウロ二世 広島『平和アピール』 1981年
  2. 日本カトリック司教団『平和への決意』1995年(PDFファイル 497KB)
  3. 日本カトリック正義と平和協議会『新しい出発のために』 1995年(PDFファイル 600KB)
  4. 日本カトリック司教協議会、戦後60周年平和メッセージ『非暴力による平和への道』2005年
2014年7月5日土曜日

日本カトリック司教協議会:集団的自衛権行使容認の閣議決定についての抗議声明

日本カトリック司教協議会(会長・岡田武夫大司教=東京教区)の常任司教委員会は7月3日、「集団的自衛権行使容認の閣議決定についての抗議声明」を安倍首相に送った。
その全文を以下に転載(無断ですね・・・)します。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/cbcj/140703.htm

集団的自衛権行使容認の閣議決定についての抗議声明

2014年7月3日
内閣総理大臣
安倍晋三殿
集団的自衛権行使容認の閣議決定についての抗議声明

 日本国民は戦後70年近く、日本国憲法、特に国際平和の創造を呼びかけ、恒久平和を誓った憲法前文と戦争放棄を定めた憲法第9条を尊重し、それを誇りとしてきました。この間、日本は、武力紛争の絶えない国際社会にあって、自国民についても、他国の人びとについても、戦争でひとりの死者も出すことがありませんでした。しかし安倍内閣は、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定によって、この憲法を踏みにじりました。

 これまでの政府の憲法解釈では、憲法第9条の下で許容される自衛権の行使は、専守防衛に徹するものとし、自国が直接攻撃されないにもかかわらず武力行使を可能にする集団的自衛権の行使は、その範囲を超え、憲法上許されない、とされてきました。安倍内閣は、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈の変更を発表しましたが、憲法の基本理念に抵触するこのような解釈の変更を、一内閣の決定によって行うことは本来できないはずです。それを強行することは、憲法第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」に対する明らかな違反であり、立憲主義の否定と言わざるをえません。集団的自衛権行使の容認は、軍備増強と武力行使についての歯止めを失わせるものであり、時の政府の考え一つで、自衛隊員や国民を戦争の恐怖と生命の危険にさらすものです。それは実質的に、憲法前文の精神と第9条を葬り去る暴挙です。

 わたしたちは集団的自衛権の行使容認の閣議決定に断固として抗議します。安倍内閣がこの不当な閣議決定をもとに、集団的自衛権行使を前提にして同盟国との協力を約束するようなことは絶対にあってはなりません。即座に閣議決定を見直し、撤回してください。

 わたしたちカトリック教会は、現代世界の状況の中で、軍備増強や武力行使によって安全保障が確保できるとする考えは誤っていると確信しています。それは国家間相互の不信を助長し、平和を傷つける危険な考えです。また今ここで、平和憲法の原則を後退させることは、東アジアの緊張緩和を妨げ、諸国間の対話や信頼を手の届かないものにしてしまいます。平和はすべての人間の尊厳を尊重することの上にしか築かれません。また、過去の歴史に対する誠実な反省と謝罪、その上でのゆるしがあってこそ成り立つものです。

 対話や交渉によって戦争や武力衝突を避ける希望を失ってはなりません。たとえ、それがどれほど困難に見えても、その道以外に国際社会に平和をもたらす道はないのです。

 安倍首相と閣僚の方々の良心に訴えます。日本国民と他国民を戦争の恐怖にさらさないこと、子どもたちのために戦争のない平和な世界を残すこと、人間として、政治家として、これが最大の責務であることをどうか思い起こしてください。わたしたちはこのことを日本国民として、宗教者として強く訴えます。
日本カトリック司教協議会         
常任司教委員会              

委員長 岡田武夫 東京教区大司教
委 員 髙見三明 長崎教区大司教
大塚喜直  京都教区司教
梅村昌弘  横浜教区司教
宮原良治  福岡教区司教
菊地 功  新潟教区司教
前田万葉  広島教区司教

2014年7月3日木曜日

賛同署名募集:マレーシア・レアアース精錬事業における適切な環境社会配慮・住民協議を求める要請書


転送記事です。
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放射能汚染を含む環境被害が懸念され、立地するマレーシアで大きな反対運動が
起きている豪州ライナス社のレアアース加工工場。その工場に日本は「希少資源
確保のため」資金を注入しています。

このたび、資金を提供している経済産業省所管の独立行政法人、石油天然ガス・
金属鉱物資源機構(JOGMEC)にあてた要望書への賛同署名を募ることにいたしま
した。(7/11締切)
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/lynas-campaign.html

同工場に対しては国際原子力機関(IAEA)が、放射性トリウムや重金属を含む廃
棄物の保管方法が不適切であるとして改善を勧告しています。また、ドイツの研
究機関であるOeko
 Institutも、本事業の廃棄物保管施設について、ドイツでは
一般廃棄物でも認められないレベルであると評価し、「通常の運転でも周辺の地
下水に放射性物質や有毒物質が漏えいする」と問題を指摘しています。
さらにマレーシアでは、事業に反対する署名が100万筆に達し、数千人がデモに
参加するなど、地元住民による反対運動が続いています。

こうした事業への日本の支援を止めるため、ぜひ署名にご協力ください。
転送・拡散も大歓迎です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

PARC 小池菜採

*以下、要請書本文:

経済産業大臣 茂木敏充様
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構理事長 河野博文様

 経済産業省所管の独立行政法人である石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、
マレーシアでレアアース精錬事業を行う豪州企業ライナス社に対して、双日株式会社と共同
で総額2億5,000万米ドル(約200億円)の出融資を行っています(平成22年度レアアース総合
対策予算を活用)。

しかし、本事業では放射性トリウムや重金属を含む廃棄物の保管方法が不適切であるとして、
国際原子力機関(IAEA)が改善を勧告しています。また、ドイツの研究機関であるOeko
Institutも、本事業の廃棄物保管施設について、ドイツでは一般廃棄物でも認められないレベル
であると評価し、「通常の運転でも周辺の地下水に放射性物質や有毒物質が漏えいする」と問
題を指摘しています。実際、研究者の独自調査によると、工場の排水口周辺で稼働後に採取
された土壌等からは、稼働前の7倍の放射能が検出(暫定値)されており、放射性物質漏えい
の可能性も懸念されています。他方、マレーシアでは事業に反対する署名が100万筆に達し、
数千人がデモに参加するなど、地元住民による反対運動が続いています。

 JOGMECは衛生・労働安全・環境に関するHSE方針及びHSE審査基準を定めていますが、
同様の海外金融支援を行う公的機関である国際協力銀行(JBIC)、日本貿易保険(NEXI)、
国際協力機構(JICA)と比較すると極めて不十分な基準です。本事業に関しても説明責任を
適切に果たしていません。

 そこで、私たちは、経済産業省及びJOGMECに対して、以下の点を要請します。

1.・ ・ ・ 本事業の環境アセスメント報告書・モニタリング報告書及びJOGMECによるHSE審査
結果等の環境社会配慮関連文書を公開すること(特に放射性物質漏えいの可能性がある
ため、放射性物質のモニタリング結果を含めること)。

2.・ ・ ・ 適切な環境社会配慮(放射性廃棄物の管理を含む)の体制が構築され、影響を受ける
住民に対して情報が公開され、住民との社会的合意がなされるまで、ライナス社への支援を
一時停止すること。

3.・ ・ ・ 少なくともJBIC、NEXI、JICAと同水準、又はより強化した環境社会配慮ガイドラインを
策定すること。

署名フォーム:
http://goo.gl/EVaqsV
締切:7月11日

呼びかけ団体:アジア太平洋資料センター(PARC)、エシカルケータイキャンペーン、
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、国際青年環境NGO A SEED JAPAN
本件の連絡先: JACSES(担当:田辺) 電話:03-3556-7325 E-mail: jacses@jacses.org

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