2016年5月5日木曜日

センター2階その1【ロビー・講堂】

【2階】その1

2階、階段を上がると、また雰囲気が随分変わりました。「ラウンジ」というネーミングにふさわしい空間です。

作り付けの書棚・書庫・ちょっとした展示スペースにもなります。また丸い照明が落ち着きを与えています。
廊下まで床材を同じにして頂きましたので、2階全体が統一された感じがします。

講堂は床がシックな色調に変わりました。学びの場にふさわしいですね。
パーテーションは中々難しく、公共施設に良くあるタイプのものになりましたが、今までのアコーディオンカーテンに比べれば、多少は光・音を防いでくれるのではないでしょうか?
またプロジェクター、スクリーンを天吊りにしましたので、より広く使えると期待しています。

センター:トイレ・浴室など

【1階】だけではありませんがトイレ・浴室など

1階のトイレは男女が入れ替わり、女性用が2室になり、男子小用も2つになりました。そして多目的トイレ(身障者対応)が独立したドアになりましたが、スペースに限りがあるため男子大用も兼ねるという苦肉の策です。
厨房の所でも書きましたが、水関係の管を一新し、床を乾式(排水口無し)にしましたので、悪臭は防げると思います。
2階・3階は男女を分けることができず、男子小用を廃止し、全て洋式個室としました。多少のご不自由はお許し下さいませ。


 1階男子トイレ。全館にこの2つしかない貴重な男子小用便器です(笑)。







次に2階に新設しましたシャワー室。宿泊研修などが行われる際に、スタッフが宿直するスペースもなく、また浴室も兼用であったため、なかなか厳しい状況でした。そこで、後ほど紹介しますが、2階に宿直可能な執務室を設け、シャワー室を設置しました。1メートル四方も無い狭い空間ですが、他の宿泊者のことを気にせず汗を流せる幸せを頂きました。
3階浴室は、従来大人数でも利用可能な大きな浴槽と広い洗い場、脱衣室がありました。しかし、宿泊研修において何人も一緒に風呂に入るという状況は少なく、順番待ちが延々続く状況でした。また男女混合、複数家族の利用という機会も多く、そこで家庭用のユニットバスを左右に2基設置し、それに併せて洗面所も2カ所、それぞれに洗濯機を備えました。 効率よく利用して頂けると幸いです。

シンプルだけど清潔感のある洗面所。
タオル掛けが1つしかないのが「玉にキズ」

センター1階その3【印刷室・面談室】

【1階】その3

機能的に大きく変わったのが印刷室です。
今回の改修工事では残念ながらエレベーター等が設置できませんでしたので、「階段を昇るのが辛いわぁ」という声に少しでも応えるべく、印刷室のスペースを広げ、印刷後の作業や小さな会議であればその場でできるスペースを確保しました。逆に言うと事務所のスペースが狭くなりました。
左の扉がエントランスホール、右のドアが事務室への入り口です。事務室右のスペースにコピー機、輪転機、パソコン・プリンターが並び、窓側に長机・書類棚が設置されており、従来の印刷室が空間として確保できました。
パソコンプリンターはA3対応(スキャナー・コピー・プリント)ですので、ポスタなどの作成にご利用ください。コピー・プリントを利用の際はインク代をカンパ頂けますと幸いです。





上の写真の撮影ポイント辺りにもう1枚ドアがあります。その奥はご存じない方が多いでしょうが、以前のボイラー室の名残で宿直用の畳の部屋がありましたが、完全に物置と化していました。そこを小綺麗にして縦長ではありますが、小さな応接室として整備しました。二階の応接室に上がるのが億劫な場合などご利用下さい。

現時点では小さな応接セットが置いてあるだけですが、サイドボードなどの設置を計画しています。隠れ部屋として居心地の良い空間を目指します。









この部屋の右手は倉庫・そしてポンプ室となっておりますので、非公開(笑)。
事務室も「機密書類?」なども保管してありますので非公開(笑)です。

センター1階その2【食堂・厨房】

【1階】その2


エントランスホールと共に雰囲気が大きく変わったのが食堂です。建築会社が「レストラン」というネーミングにこだわった程ステキな空間です。



 カウンターは少し小さくなりましたが、厨房との間仕切りもしっかりとしたものができ、互いに気を遣わずに利用できるようになりました。
ステージ









横風で雨が入り込んで来ていた窓を、ほぼ全館改修しましたが、工法の関係で少し窓枠が小さくなり、食堂に座って見る外の景色の広がりが若干狭くなってしまったのが残念です。でも椅子は前よりも座高が高くなったので、ご心配なく!

厨房も機器を一新しました。イベントなどで五つの五徳を取り囲んで調理できた従来の形式はとても良かったのですが、日常業務には不適で、五徳は2カ所に分けました。その他、収納も多くすっきりした台所になりました。トイレも含めて水廻りを一新しましたので、悩みの種「悪臭」は解決できたかな?

もう1つの大きな改修はエントランスホールから写真右の旧「酒蔵」を通り抜けて厨房に入る通路を確保したこと。食堂を通らずに厨房にアクセスできることで、食堂の利用、厨房の利用の独立性が確保できました。この通路に一般用の冷蔵庫を設置しました。
また、厨房の奥には洗濯機・ガス乾燥機も設置し、スタッフなどの利便性が増しました。



センター1階その1【エントランスホール】

HPを作り直すのに手間ひま・お金がかかりますので、とりあえずここで紹介。

【1階】その1

何と言ってもエントランスホールに入った瞬間、目を引くのが正面の壁の十字架とその背景の壁です。




ミラノ郊外「パヴィアの僧院」所蔵の十字架を参考に、
下関出身の彫刻家武田充生氏に作成を依頼しました。
大理石製です。
作者曰く、「優しく撫でてください。年々味わいが出てくるでしょう。」とのこと。


余談ですが、武田氏は彦島の聖母園出身で、親御さんは長く聖母園の役員を務めて下さっていたとのこと。











ちなみに「パヴィアの僧院」の十字架を左に示します。
基本的な構成は同じにしてもらいました。


暖かさと明るさと落ち着きのある玄関ホールになりました。
スロープと手すり、マガジンラックを作り付けにしました。食堂へのドアは引き戸に、階段へのドアと共にまた床、天井、照明など暖かみのあるデザインで統一されています。
もっとも、正面の壁の木材、ドアの材質など防火上の点で色々苦労しました・・・